クリーニングの種類の基礎知識

ファッションに欠かせない大切な衣料品をクリーニングに出した後、変色などのトラブルに見舞われることがあります。
このようなクリーニング事故に合わないための基礎知識を知っておきましょう。

第一に気をつけなければならないことは、家庭での洗濯と同様に、汚れて時間の過ぎたものはクリーニングであっても汚れをおとしにくくなります。
クリーニングを過信せず、クリーニングに出したいものがある時は、できるだけ早く出すことが大切です。
汚れて長期間すぎた場合、汚れを落とすために洗浄力の強い洗剤を用いなければならず、強い洗剤を用いるということは、生地を痛めてしまうことにつながります。
また、クリーニングに出す時には、処理のしやすいように汚れの状態を伝えることも大切なので、何も伝えずにだまったまま受付に出してしまうのはやめましょう。

第二に、衣類に使われている繊維の基礎知識を抑えておくことも必要です。
ポリウレタンは製造からの寿命が3?5年と短い繊維です。
このポリウレタンが含まれる合皮製品などは、クリーニングに出さなくても時間が立つと劣化してしまいます。
それをクリーニングに出してからの劣化に気づき、クリーニング事故だと勘違いしてしまう場合もあるからです。
また、生地が劣化しているため、クリーニングでの洗浄で破れてしまうこともあります。

最近の衣料品は、新素材や凝ったデザインなどの洗濯の難しい商品も増えています。
家庭での洗濯やクリーニング店でも扱いやすいものを選ぶなど、ファッションを楽しむ際には、デザインだけでなく、衣料品のケアまで考えて商品を選ぶ必要があるのです。

洗濯には、家庭での洗濯と商業洗濯=クリーニングがあります。
ファッションを彩る大切な衣服を長く着用するために、クリーニングの基礎知識として、クリーニングの種類と洗濯方法を知っておきましょう。

一言でクリーニングと言っても、ランドリークリーニング、ウェットクリーニング、ドライクリーニング、皮革や着物などの特殊洗浄があります。
このうち、ランドリークリーニングとウェットクリーニングは湿式洗浄(水洗い)、ドライクリーニングは乾式洗浄です。
・ランドリークリーニング
ワイシャツ・シーツなど水に耐久性のある生地を温水(50℃?70℃)で洗剤や石鹸、漂白剤などを用いて洗う方法です。

・ウェットクリーニング
本来、水洗いのできないドライクリーニングすべきものを、水で洗う方法です。
ドライクリーニングは、汗などの水溶性の汚れをおとすことができないので、ウェットクリーニングが必要となります。
ウェットクリーニングには技術が必要とされるので、料金は高めになります。

・ドライクリーニング
水で洗うと縮みや、型崩れを起こす生地を洗濯するために、油を溶かす有機溶剤を用いて洗う方法です。
市販されているドライクリーニング衣料用の洗剤は、型崩れなどを起こしにくい、水を使う洗剤なのでドライクリーニングではありません。
ドライクリーニングで用いられる溶剤は、塩素系(パークロロエチレン)、石油系溶剤、フッ素系溶剤です。
このうち、クリーニング店で一番使われているのは、石油系溶剤です。
フッ素系溶剤は、現在はほとんど使われておらず、2020年には全廃されます。

すべての衣料品を家庭で洗濯するのは難しいため、クリーニング店の利用はファッションと深い関わりがあります。
洗濯の基礎知識の1つとして、クリーニングに対しての知識がファッションを楽しむためには必要と言えます。

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